ハーレーの神髄

ハーレーのエンジンの進化の歴史とは

カスタムハーレー

ハーレーは100年以上も歴史のあるバイク会社ですが、そのエンジンは歴史とともに進化していっています。1903年に、ハーレーの元となる第一号は自転車フレームを改良して排気量が409ccの単気筒エンジンを搭載した3馬力のものが作られたのです。
1907年にハーレーの代名詞であるVツインエンジンが作られ、量産販売はスタートします。5Dと名付けられたエンジンは、排気量810ccでチェーンドライブ駆動が主流だった当時からベルトドライブ駆動を採用しているのが特徴になります。
1911年には、排気量1000ccのFヘッドエンジン7Eが開発され、バルブ作動が安定することで大幅にアップして行ったのです。それに合わせてハーレーに乗るオーナーも増えていき、レースなどにも使用されています。
その後しばらくはエンジンではなく、快適な走行を実現するためのフレーム作りなどを行っています。

エンジン

1929年に開発されたフラットヘッドエンジンは、シリンダー脇に吸排気バブルを設けて、独立して動かす4カムシステムなのが特徴です。今でも人気のあるタイプのエンジンで、バブルが上向きに取り付けられていてシンプルな作りとなっています。
このエンジンは、1974年と長い間採用されたモデルで、使われるパーツが少ないためコストが安く、耐久性に優れています。ハーレー社の中でも最も長い歴史を持っていて、現在でも多く現存していて世界中にたくさんのマニアがいます。

1984年になると、排気量が1340ccと大幅にパワーアップしたエボリューションというエンジンが開発され、設計にコンピューターが使用されることで信頼性と耐久性が飛躍的にアップしたのです。
1999年には、高速化と排気ガス・騒音対策のなされたツインカム88が開発されています。2カムを採用したエンジンで、パワフルでスムーズによく走るエンジンとなっています。

ハーレーのエンジンは今も進化をしていて、新型としてミルウォーキーエイトが発表されています。今までのエンジンよりも回転数が低く、カウンターバランサーが内蔵されていて不快な振動を除去する機能などがあります。