ハーレーの神髄

ボアアップをする魅力と工賃の実態

カスタムされたエンジン

ハーレーをボアアップしたいという人は多いですが、そもそもボアアップとは何なのかというのを知っているでしょうか。

ボアアップをするとハーレーの排気量が上がることは理解している人が多いでしょう。
より力強い走行ができるようになるのはメリットですが、燃費が悪くなってしまうというデメリットもあります。ボアアップによって排気量を上げる方法はエンジンのシリンダーを加工するのが基本で、内径を広げることによって排気量を増やすことができるという単純な仕組みです。ただ、シリンダーそのものを加工しなければならないことから工賃もかなりかかってしまいがちなので注意しなければならないチューニングです。

ハーレーのボアアップにかかる工賃は依頼先のカスタムショップによってかなり違いがあり、さらにどのくらいの排気量にするかによっても異なります。特にシリンダーを大きくする作業になるので技術的にも要求が大きくなるのも事実で、安い工賃のところを選んだために不具合が生じるリスクもないわけではありません。せっかくのボアアップが無駄になるばかりか、エンジンや車体の寿命を縮めてしまうことにもなりかねないので、安さよりも経験や信頼性を重視してカスタムショップを選ぶのが無難です。

実際にかかる工賃としては技術料だけで30万円から60万円くらいかかるのが一般的です。その他に交換部品が必要になることも多く、その実費として数万円というのがよくあるパターンになっています。使用しているエンジンの種類によってボアアップのしやすさにも違いがあり、ほんの数十ccの違いがあるだけで高くなったり安くなったりすることもあります。そのため、カスタムショップのスタッフと相談してどのようなボアアップのコストパフォーマンスが高いかを確認するのが賢明です。

いくつかのカスタムショップで意見を聞いて見積もりを取ってみると工賃も抑えつつ、納得できるボアアップを実現することができるでしょう。